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スタッフのつぶやき

寄り添いと発見の日々

〜マニュアルを超えた、私たちだけの「気づき」の記録〜

「車椅子だから、きっと無理だろう」「目が見えないのに、観光をして楽しいのだろうか」
旅をつくる過程で、お客様から、あるいは私たち自身の中から、そんな迷いが生まれることがあります。
しかし、これまでの車椅子利用のお客様や、全盲のお客様との旅を通じて、私たちは知りました。「できないこと」を補うのが旅の目的ではなく「どうすれば一緒に感動できるか」を模索する過程そのものが、最高の旅の一部になるのだということを。
このブログでは、これまでの試行錯誤や失敗、そして現場で得た「生きた知恵」をありのままに綴ります。

失敗から学んだ「本当のバリアフリー」

私たちはプロとして多くの下調べをしますが、現場ではじめて気づく「壁」もたくさんありました。
「バリアフリーホテル」の落とし穴
かつて、最新のバリアフリー設備を誇るホテルを予約したことがありました。しかし、いざ車椅子のお客様と到着すると、ベッドの高さがわずかに高く、移乗に大変な苦労をさせてしまったことがあります。「数値上の基準」と「その方の身体にとっての快適さ」は別物。それ以来、私たちは可能な限り「ベッドの高さ」や「手すりの位置」を具体的に確認するようになりました。
「良かれと思って」の先回り
全盲のお客様との移動中、段差があるたびに過剰にサポートをしようとして、逆にお客様の歩行リズムを乱してしまった失敗もありました。大切なのは手を引くことではなく、「次に何があるか」を正確に伝え、お客様自身の意思で一歩を踏み出してもらうこと。その信頼関係の作り方を、現場で何度も学び直しました。

「伝える」ではなく「五感を共有する」

—— 全盲のお客様への旅行説明はどうすればいい?——
「全盲の方に、台湾の景色をどう伝えればいいですか?」という質問をよく受けます。私たちが実践しているのは、「視覚以外の解像度を上げること」です。
工夫のポイント(具体的なアクション)
場所や方向:「3時の方向に階段があります」「10時の方向から美味しい胡椒餅の匂いがします」と、クロックポジションで位置を伝えます。
素材に触れる:歴史的建造物のレンガのひんやりした質感、茶葉の乾燥した手触りなど、実際に触れて時代の重みを感じていただきます。
音の風景画:訪れた場所での喧騒、お寺の読経の響き、市場の威勢のいい声。録音した音を聞いてもらいながら、「ここに行くと、こんな音が迎えてくれますよ」と事前のワクワクを作ります。

発見は、いつも「対話」の中にある

私たちの旅づくりは、効率を重視したツアーとは真逆かもしれません。
一歩進むのに時間がかかることもあります。けれど、その分、普通なら見落としてしまうような道端の小さな花や、現地の人との何気ない挨拶が、かけがえのない思い出に変わります。
車椅子のお客様が「この坂を自力で登りきった時の風が最高だった」と笑い、全盲のお客様が「台北の熱気は、日本の夏とは違うエネルギーを感じる」と仰る。
そんな「言葉にできない発見」を一つでも多く積み上げるために。
私たちは今日も、お客様の隣で、一緒に悩み、一緒に驚き、そして一緒に新しい台湾を見つけていきます。


メッセージ
</strong">このカテゴリーの記事が、いつか旅をしたいと願う誰かの背中を、そっと押す力になれば幸いです。
私たちの挑戦は、まだ始まったばかりです。

Takako KOJIMA

Takako KOJIMA

「愛旅!台湾」へようこそ!ツアープランナーの小島です。お客様の「行きたい」「やってみたい」という、夢や希望を形にするプランニングの仕事が大好きです。 私が大切にしているのは、「詰め込みすぎない贅沢」。有名な観光地を巡るだけでなく、カフェや茶芸館で一息つく時間や、予定を決めずに街角の風を感じる時間…… そんな「余白」をご提案することで、ガイドブックには載っていない、あなただけの台湾を深く味わっていただきたいと考えています。「愛旅!台湾」の記事やプランが、皆さんの「次は/次も台湾に行きたい!」という想いを後押しするヒントになりますように。台湾はいつでも、そこで、皆さんを待っています!

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