台湾を旅行するにあたり、お役に立ちそうな情報をご紹介いたします。
予算
「台湾旅行に行く計画を立てるにあたり、どのくらいの予算があればいいでしょうか?」というご質問をよくいただきます。
台湾の物価は基本的には日本より安いのですが、近年は台湾でも物価上昇していることもあり、コロナ前のような安さは感じられなくなってきているようですが、それでもまだまだリーズナブルに旅を楽しんでいただけます。
モデルケースとして、航空運賃と宿泊費を除いた2泊3日の旅行でかかるおおよその金額をご紹介いたします。
トータル
- 食費
- 朝食:3回 × NT$75(平均)=NT$225
- 昼食:3回 × NT$150(平均)=NT$450
- 夕食:3回 × NT$350(平均)=NT$1,050
- 交通費
- 3日間 × NT$150(平均)=NT$450
- 観光地の入場料
- 2箇所 × NT$400(平均)=NT$800
- その他の費用
- 3日間 × NT$300(平均)=NT$900
総合計:NT$3875(約19,400円)※2024年7月現在/1NT&=5円で計算
おおよそ20,000円〜25,000円を見積もっておくと安心です。もちろん、旅行スタイルや個々の選択によって変動する可能性がありますので、余裕を持った予算計画を立てることをお勧めします。
内訳
食費
- 朝食…地元の屋台やカフェで朝食をとる場合、1食あたり約NT$50〜NT$100(約250〜500円)
- 昼食…ローカルレストランやフードコートでの昼食、1食あたり約NT$100〜NT$200(約500〜1,000円)
- 夕食…夜市やレストランでの夕食、1食あたり約NT$200〜NT$500(約1,000〜2,500円)
交通費
- 台北市内の公共交通機関(MRTやバス)を利用する場合、1日あたり約NT$100〜NT$200(約500〜1,000円)
観光地の入場料
- 主な観光地の入場料(例:台北101、故宮博物院など)、1箇所あたり約NT$200〜NT$600(約1,000〜3,000円)
その他の費用
- スナックや飲み物、ショッピングなどを含む予備費用として1日あたり約NT$200〜NT$400(約1,000〜2,000円)
両替
オススメ
台湾へ日本円を持参して、空港の到着ロビーにある銀行で必要な金額を両替する方法がベストです。
桃園国際空港(台北)なら第2ターミナルビル1階ロビーに手数料不要の外貨両替機が設置されていますので、とてもオススメです。(要パスポート)
最新の新台湾ドル⇔日本円レート
料金の支払い
夜市・市場・小さな飲食店
現金しか使えないことがほとんどです。
公共交通機関
利用するなら、ICカード悠遊卡(Easy Card)の購入をオススメします。
ICカード悠遊卡は、空港や地下鉄(MRT)の券売機でも使えますし、コンビニでの商品購入支払いにも使えます。日本のSuicaをはじめとした交通系ICカードと同じイメージです。
タクシー
基本的に現金です。一部クレジットカードが使える車両がありますが、現金も持っておくほうが安心です。
クレジットカード
デパートやレストランでは基本的に利用できます。
ただし、レストランに関しては台湾内で流通しているものしか使えない場合がありますので、事前に確認されることをオススメいたします。
コンビニエンスストア
よほどのローカル地区でない限り、コンビニはたくさんあります。レジ袋は有料(1~2NT$程度)ですので、エコバックをご用意ください。
営業時間&定休日
原則週休2日(土・日曜日)、一般的な営業時間は以下のとおりです。
ただし、観光施設等は月曜定休のところが多いです。
- レストラン…11:00~21:00
- ショップ・デパート…11:00~21:30
- コンビニエンスストア…だいたい24時間営業
トイレ
一部のホテルや公共のトイレではトイレットペーパーを便器に流せるところが増えてきましたが、まだまだ便器に流さずゴミ箱に入れるのが一般的です。
また、公共トイレにはトイレットペーパーがないことが多いです。
なので、日本人としては街中でトイレに行きたくなったら、ホテルやMRT(地下鉄)駅、デパートのものを利用するのが安心です。
なお、夜市には公共トイレが少なく、トイレ自体がない場合もありますので事前にすませておくほうがベストです。
飲料水
水道水の水質は悪く、飲むとお腹を下す危険が高いです。
屋台でよく売られている氷入りのジュースも水道水で作られていることが多いので要注意です。
ですので、ホテルやコンビニにあるミネラルウォーターが一番安心です。
コンセントと電圧
コンセントプラグは日本と同じAタイプ、電圧は110V/60Hzなので、日本の電化製品がほとんどそのまま使えます。
ただし、一部では電圧も違うCタイプの場合もありますので、注意してください。
インターネット
台湾でのWi-Fiの普及率は日本より高く、ホテルはもちろんのことほとんどのレストランやカフェで利用出来ます。
台湾政府が提供する「iTaiwan」は登録不要で台湾全土で利用可能です。
また、SIMフリーのスマホをお持ちであれば、空港で観光用SIMカード(使い捨て)を購入して差し替えることでストレスなくネットの利用ができます。
マナー
- 歩きたばこ、たばこの吸い殻のポイ捨てや、禁煙区域(学校周辺が多い)での喫煙、公道で唾を吐く行為をすると多額の罰金が科せられます。
- IQOSなどの加熱式たばこの機械、たばこスティックの持ち込みも禁止(空港税関で取り上げられます)ですので注意してください。
- MRT駅構内や路線バスでの飲食はNG。ガムをかんだりペットボトルでの水分補給も禁止です。
- 音を立てて麺をすすることは行儀が悪いとみなされます。また大きなお椀やどんぶりを持ち上げることも同様です。
- 「禁止照相」と書かれた場所は撮影禁止ですので注意してください。
チップ
チップの習慣は台湾にはありません。特別なお願いをしたときはNT$100程度の気持ちでOKです!
気候
台湾の気候は、1年を通じて温暖です。
台湾中央部(嘉義)を横切る北回帰線を挟んで、北(台北方面)は亜熱帯で、南(高雄・台東方面)は熱帯地域となってます。
日本より気温は高く、降水量が多いです。
日本の様な四季はありませんが、一般的に以下のように季節分けできます。
- 春(3月~5月)…朝晩の寒暖差が大きく、天気が良い日は暑いと感じることもあります。
- 夏(6月~9月)…湿度が高くかなり蒸し暑く、ホテルやレストランの室内や鉄道の車内は、かなり冷房が効いていますので羽織れるものを用意しておいた方が安心です。台風のシーズンでもありますので、旅行計画は慎重に行ってください。
- 秋(10月~11月)…朝晩涼しく日中は暑いです。
- 冬(12月~2月)…寒く感じるときもあります。
時差
日本の時計より1時間遅れます。日本の正午が台湾の午前11時となります。
なお、サマータイムはありません。