台北機廠大浴場は、台湾台北市にある日本統治時代の鉄道工場「台北機廠」の従業員向け浴場です。1935年に建設され、当時は「更衣所浴場」と呼ばれていました。大浴場は、ローマのテルマエを思わせるような優雅な造りで、当時としては最新の設備を備えていました。浴槽は2種類あり、1つは円形、もう1つは長方形です。また、サウナや休憩室もありました。
大浴場は、労働者の疲労回復や親睦を深める場として重要な役割を果たしていました。また、台湾の公衆浴場の発展にも貢献しました。台北機廠は1998年に閉鎖されましたが、大浴場はその後も保存され、2000年には台北市指定古蹟に指定されました。2023年には修復工事が完了し、現在では一般公開されています。
台北機廠大浴場の見学
台北機廠大浴場は、現在、国家鉄道博物館の一部として一般公開されています。見学には事前予約が必要です。
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