台湾でわずかに残る福州式建築様式
延平郡王祠は台南市にある、鄭成功を祀る祠堂です。鄭成功は明末清初の武将で、1662年に台湾をオランダから奪還し、台湾の開拓に大きな足跡を残した人物で「開山王」や「開台聖王」とも称されています。日本統治時代には「開山神社」として日本式の拝殿が作られ神社に改称されましたが、終戦後、中華民国政府により社殿は取り壊され、現在の姿に改修されました。延平郡王祠の見どころには、「鄭成功の座像」「福州式建築」や、日本統治時代の鳥居を改造した「忠肝義膽の牌楼」や「開山神社時代の神輿」があります。