高さは17m、320枚のガラス板を使った礼拝堂には、観光客や婚礼写真を撮りに、毎日たくさんの方々が来ております。このハイヒール教堂には、ちょっと悲しい物語があるんです。
1960年代頃、嘉義の町ではヒ素中毒で鳥足病という病気が流行しており、この病気にかかると、足や手まで黒く腐り壊疽となって脱落してしまうそうです。この病気にかかってしまった多くの患者のなかに、24歳になる女性がいて、両足を切断しなければならず、結婚をあきらめたという話から、こうした悲しい出来事が起こらないようにと、祈りを込めて作ったのがこの青いハイヒールのオブジェだそうです。
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