大龍峒保安宮とは
<大龍峒保安宮は、台北市大同区大龍峒地区に位置する歴史ある道教寺院で、医療の神様である保生大帝(ほせいだいてい*を主神として祀っており、病気平癒や健康祈願にご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れます。
見どころ
保安宮の建築は、精緻な装飾と伝統的な様式が特に際立っています。
本殿周辺は「回」の字型の建築配置で広々とした空間が特徴です。
伝統的な木造三川脊式屋根: 屋根は伝統的な木造の三川脊式(さんがわせきしき)で、その棟(頂部)には見事な装飾が施されています。
石刻、木彫、彩色画、泥塑(粘土の素焼きされていない像)、交趾焼(こうしやき、陶磁器の一種)、剪粘(せんねん、粘土の焼き物)など、様々な伝統的な装飾技術が駆使されており、細部まで見どころに溢れています。
中国の民間故事を描いた七枚の壁画も見どころの一つです。
毎年旧暦3月15日の保生大帝の生誕日を中心に、数ヶ月にわたって「保生文化祭」が盛大に開催されます。この祭りは、台湾三大祭りのひとつになっております。